50年超経過した杉板戸の修理材料:天然乾燥国産杉板(浮造り)、ガラス3mmサイズ:横幅 約865mm×2枚 高さ 約1180mm仕上げ:無塗装組立:ホゾ組み ※ボンド使用(フランクリンタイトボンド3 FDA(米国食品医薬品局)承認 食器に使用可)仕上がり年月:2025/6 いつもお世話になっております農家さんから、納屋の板戸の修理を伺いました。 こちらの納屋は、築50年は経過しているとのことで、長年雨風にさらされ戸の板が薄くなってしまい、場所によっては1cm以上隙間が出来ているため、雨風が納屋に入ってしまうことで困っておられました。(ガラスも2枚欠けていました) 外してきました戸の状態はこちら。 ホゾがとても緩くなっており、グラグラです。(とりあえず、まっすぐにして撮影) 解体した板の状態はこちらです。 板の継ぎ目として切り欠かれた箇所の厚みは、非常に薄くなり、ほぼ残っていません。 残っている板も、夏目は削られ、浮造り状態に。 修理内容は、下桟、鏡板、ガラスの交換となります。 ガラス切りは初めて行いましたが、株式会社コダマガラスさんの動画を拝見し試してみましたら、あっさりと切ることができました。 丁寧に動画を作ってくださり、ありがとうございます。 ※ガラスカットの際には、切り方と割り方両方のコツを確認されて下さい。切り方を覚えるだけでは綺麗に割れません。 戸の制作や修理には、大事な仕事が2点あります。 寸法どおり造ること、そして建込み(設置)です。 スムーズに開閉できなければ戸として機能しませんから、建込みには非常に緊張しました。 建込みでは、鴨居に入り込んだ虫の抜け殻の撤去なども含めて約2時間奮闘しました。 ですが、なんとか無事設置でき、ほっとしております。 材をお安く提供して頂きましただけでなく、現場にて手元をしてくださった天然木の館の西澤さんには感謝ばかりです。 また現在、富山県南砺市の藤澤建具店にて建具について教えていただいておりますが、お忙しい中、二度も現場まで足を運び、外し方や修正の仕方等を、大事な商売道具まで貸してくださり教えて頂きました。 いつも丁寧に教えて頂き、本当にありがとうございます。 こちらの戸が、使用された材の樹齢近く長く使われていきますように。


