天然乾燥の杉材を使用し、仕上げに柿渋を塗布した引き戸です。杉材のにおいが和らぐとのことで塗布しましたが、色味が濃くなり、アンティーク調にも。
材料:天然乾燥杉
サイズ:横幅 810mm 厚み 30mm 高さ 1995mm
仕上げ:無塗装
組立:ホゾ組み
※ボンド使用(フランクリンタイトボンド3 FDA(米国食品医薬品局)承認 食器に使用可)
仕上がり年:2021
こちらは、既製品の引き戸からの揮発で体調を崩すため、要するに、シックハウス対策として天然素材の戸に交換するために制作した引き戸になります。
DIYを始めて2つ目の作品となり、材木は製材までいつもお世話になっている天然木の館のご主人が行ってくださり、あとはノコギリ、ドリル、ノミを使い、基礎から応用まで教えて頂きながらの製作でした。
チリや、板の接ぎ合わせ、穴の開け方、手順など一から十まで。
本当にありがたいです。
中央の板は天井板を使い、浮き造りになっています。
綺麗(*^^*)
ただ、浮き造り用の工具は正直重かったです・・・
金具は既存の引き戸に使用されていた物を外して付けました。
上部はドリルで穴を開けて金具を埋め込むだけ。
下部はドリルとノミで穴を開けて金具をはめ込みました。
始めてのドリルとノミでしたので、綺麗に掘れていないのは御愛嬌。
製作から約5年経過後の撮影でしたが、既製品のMDFのドアと違い劣化は無く、あるのは変化のみで、とても軽く触り心地もとても良い。
また、普通は戸を作る時のホゾは2枚ホゾを使うのですが、こちらは始めてホゾを使った作品ということもあり、1枚ホゾ。
それでも全く問題なく使用できています。
私にとって本格的な作品となった記念の引き戸。
長く大事に使っていきたいと思います。